ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2015.6.8 15:02

女としてアッパレ

昨日のゴー宣道場の打ち合わせでは、

小林先生がいきなりあらたまって、

「今日は、お二人は綺麗ですね」(←なぜか丁寧語)と

おっしゃるので、びっくらこきました。

もくれんさんとガッツリ目が合い、

「????・・・?」と無言のうちに会話しました。

私は、すっかり「上げて落とす」パターンかと思いました。

・・・いかん。

「色気ないね」と言われたトラウマが・・・。

 

 

さて、先日ブログでも取り上げた、

辻元議員に対するヤジ問題も

打ち合わせ時の話題にのぼりました。

私なら、ヤジを受けたら、都議会議員の女性のように

ヘラヘラと笑ってしまうかもしれません。

でもよく考えてみると、ヤジの内容によるなあと

思いました。

 

「早く結婚しろよ」なら、

「もうしたわい!」と言えるでしょう。

でも「産めないのか」とヤジられたら、

咄嗟に言葉に詰まってしまうかもしれない。

えぐり出された傷を何とかするほうが先で、

それを誤魔化すための、ヘラヘラ。

一方、「早く質問しろよ!」と言われたら、

「おっさんは黙っとけ!」と

つい地が出てしまうように思います。

売り言葉に買い言葉ってやつです。

 

でもホントは、そのどれも

やり方としては適切ではない。

黙って、のち憐れむ。

これこそ相手の愚かさを

浮き彫りにする最も効果的な手法でしょう。

辻元議員はこれをやりました。

かなりの場数を踏んでいないとできないことです。

やっぱり目指すはこれだなあと思います。

 

おそらく辻元議員とは、考え方とか価値観は

全く相いれないと思いますが、

この点に関しては、女としてアッパレだなあと

思います。

「もう答弁は結構」と打ち切ったのも、

安倍首相の品のなさを際立たせるのに

大いに役立ちました。

要するに、「あなたに答弁の資格はない」と

指摘して打ち切り、言い訳や議論のすり替えを

許さなかったのですから。

これを計算して瞬時に言ったのであれば、

ものすごいことです。
政治家としてアッパレ!

 

打ち合わせから帰宅後も、

あのヤジのシーンがよみがえってきて、

あれこれ考えさせられました。

 

で、結論。

女という生き物でいるのは大変です。

でも女でいるのは楽しいのだから、不思議です。

なんか違う方向に行っちゃった気がするけども。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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