東京管理職ユニオンという労働組合から、「青林堂にかかわる
皆様へのお願い」という文書が郵送されてきた。
8年前に靖国問題についての共著が出て、その中の一人に
わしの名があったから、来たのだろう。
青林堂は「ガロ」という伝説の漫画雑誌を出していた出版社で、
わしも「SPA!」が掲載してくれなかった
『ゴーマニズム宣言』の「かば焼きの日」を、
原稿料なしで載せてもらったことがある。
何でもいいから、「ガロ」に一回でも載せてもらったことは、
わしの名誉でもある。
それほど青林堂という名前には伝説的ブランド力が
あったのだが、近年は「保守」を自称したネトウヨ雑誌を出して、
在特会にまで主張させ、幸福の科学が支援する不愉快極まりない
雑誌を出すようになってしまった。
長井勝一編集長が生きていたら、食い扶持のために悪魔に魂を
売るような商売はしなかっただろう。
その青林堂が、実は従業員に対するパワハラやら、不当解雇やら、
賃金未払いやらのトラブルを抱えているという。
青林堂の栄光を汚す現在の出版社の体制に、今後わしが協力する
ことはない。
そのことは宣言しておく。