昭和50年10月、
質問にお答えになった。
その中で「(ご在位中)最もつらく、悲しかった思い出」
お尋ねしている。
これに対し、
「それはいうまでもなく、
私はこういう悲しむべきことが、
祈っております」と。
また「
お答えはこうだった。
「終戦後、
いちばんうれしく感じて
この2つのお答えに、昭和という時代が凝縮されていると言って、
「よろこびも かなしみも民と 共にして 年はすぎゆき いまはななそぢ」
(「70歳になりて」昭和45年の御製)
「やすらけき 世を祈りしも いまだならず くやしくもあるか
きざしみゆれど」
(「全国戦没者追悼式 8月15日」同63年の御製)