産経新聞(4月14日付)のコラム「鈍機翁のため息」( 桑原聡氏)
にこんな一節が。 アメリカに追従するのは正しい現実的判断だ。
そうしながら安倍政権が志向しているのは
『 戦後レジームからの脱却』、 つまり真の意味での国家主権の
回復だと思う」と。
なかなか興味深い。 から目を反らしてはいない。
正しい」とする。
ということ。
別の判断になることを含意している。
真の意味での国家主権の回復」を
願っていることを表明している。
いわゆる「保守」系の人々の本音と、
安倍政権への“健気な” 期待がよく表れている。
安倍政権のブレーンと称する人物は、明け透けに、
こう述べている。
戦後レジームからの脱却』という言葉を使わなくなった。
誤解を生む言葉だからだ。 集団的自衛権の行使を可能にするのも
…『サンフランシスコ体制』 における
日本の輪郭をはっきりさせるための措置という側面が強い 。
米国の同盟国としての日本であることを憲法で確認したいからだ」
(八木秀次氏『正論』2月号)
安倍政権は、戦後レジームの重要な支柱である
「 サンフランシスコ体制」からの脱却など、全く「志向」 していない。
ことを
目指している。 全てその為だ、と。
「事実上のアメリカの被保護国」
( ブレジンスキー元米大統領補佐官)
アメリカが運営している帝国システム」
(ロバート・アート氏)
ーというのが実態。
ならば、「真の意味での国家主権の回復」とは全く逆方向を
「 志向」している、と言う他ない。
正しい現実的判断」なのか。
にこんな一節が。
「いま、
『
回復だと思う」と。
なかなか興味深い。
まず、アメリカ追従という“苦い現実”
その上で、それは限定付きで「
その限定とはー「現実的判断」としては、
言い換えると、理想としては又、
現に、執筆者自身「
願っていることを表明している。
いわゆる「保守」系の人々の本音と、
安倍政権への“健気な”
だが、
「安倍首相は第1次政権で好んで使っていた
『
誤解を生む言葉だからだ。
…
…『サンフランシスコ体制』
日本の輪郭をはっきりさせるための措置という側面が強い
憲法改正もそうだ。
…
(八木秀次氏『正論』2月号)
まことに正直な発言だ。
安倍政権は、戦後レジームの重要な支柱である
「
むしろ同体制下の日本の「輪郭をはっきりさせる」
目指している。
集団的自衛権の行使も憲法改正も、
では、サンフランシスコ体制下の日本とは?
「事実上のアメリカの被保護国」
(
「日米関係は…
(ロバート・アート氏)
ーというのが実態。
まさに、徹底してアメリカ追従そのもの。
ならば、「真の意味での国家主権の回復」とは全く逆方向を
「
果たして、それは「