今朝の産経新聞に不思議な記事を見つけた。
「夫婦別姓の誤り」という主張で、大野敏明という編集委員
が書いている。
「夫婦別姓」と言うが、「姓」は明治時代に「一氏一名令」が
出されて、10年過ぎには現在の「氏名」に統一された。
血族集団を表す「姓」なんて現在は消滅していて、
単なる家族集団を表す「氏」しか残ってないと言うのだ。
つまり「夫婦別姓」は間違っていて、「夫婦別氏」と言った
方が正確ということになる。
「氏」には歴史性がないからこだわってもしょうがないと
言いたいのだろう。
わしもその通りだと思う。
だが、それならば、女系天皇が生まれたら、「易姓革命」に
なるという産経新聞を根城にする自称保守派&ネトウヨの
理屈はどうなるのだろう?
「易姓革命」は、支那・朝鮮の「姓」あってこその考え方で、
日本では「氏」しかないから、あり得ないのだ。
それとも「易氏革命」とでも言うか?