昨日は例の大作の最終章のコンテをラフに描いたが、
まだ何度も読み返して、絵も入れながら仕上げねばならない。
だが今日は東浩紀・宮台真司両氏との鼎談があるから、
コンテはいったん休止、宮台の「これが沖縄の生きる道」
という単行本を読んでおこうと思う。
日米同盟を血の同盟にすべく、安倍晋三があれほど
決め込んでるのだから、辺野古移設は国家権力の意志として
進むだろう。
ルーピー鳩山のウルトラ級の大失敗が、もう二度とブレる
ことは許されないという自民党政権の覚悟に繋がり、
国民までもがそれを暗黙の了解で支持しているようだ。
国民とて、日米同盟で中国から守ってもらうためには、
沖縄が犠牲になっても、自衛隊が世界の果てまで行って
血を流しても仕方がないと暗黙裡に思っているのだ。
イエメンが「リビアとシリアを足したような状態」になって、
内戦に突入しているし、紅海の入り口が塞がれることに
なれば、欧州との貿易に支障が出るから、
有志連合が介入することになるかもしれない。
対中国より、自衛隊の出番は、中東ばっかりになる恐れがある。
中国とは外交の戦いで均衡を保てるかもしれないが、中東は
外交では無理だ。
なぜなら暴力装置を一手に握る交渉相手がいないから、
国家の体裁を成していない。
武力で解決を図るしかないから、自衛隊は戦争に巻き込まれる
しかなくなるだろう。
戦争は対中国で起こる確率は限りなく低い。
中東で起こる確率は限りなく高い。
だが安保法制化で自衛隊を「後方支援」の名目で、戦争させる
法案が、これから作られるようだ。
戦争に後方も前方もないという認識を、早く国民の一般常識に
しなければならない。