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トッキー
2015.2.24 02:06新刊情報

「戦争論後世代」への『戦争論』の影響

「こういう日本にしたのは 
小林よしのりでしょう。 
なぜ、今になって
 真逆のことを言うの?」
についての考察、
まだまだ続きます!!


「こういう日本にしたのは小林よしのりでしょう、」
なんとなく思ったことですが、
当時10代~20代の社会を知らない連中(私含む)と
そうでない人で受け取り方が大分違ったと思います。
左に大幅に傾いた状態を、
正常に戻すために書かれた戦争論は、
どちらにも「まだ」傾いていない人間を
大きく右に傾かせたのでは無いでしょうか。
小林先生の漫画には
理屈以上のパワーがあるので、
仮に多少の読解力があったとしても
そう言った誤読を招く危険性はあります。
実は私もいっとき日本礼賛に傾いていました。
主な原因は戦争論まわりで紹介されていた
「渡部昇一」の本を読んだことが原因でした。
あの人の本を読むとまるで、
日本人であるだけで偉いのだ、
という錯覚と陶酔感が得られたのです。
気持ちが良くて何冊も読んでいましたが、
どの本にも似たような事柄しか
書いていないなとふと感じてしまい、
これは意味がないぞと読むのを止めました。
(新戦争論のチカラ本関連の話、そのまんまです)
しかし、大分右寄りの知識と感性になってしまい、
大東亜論を読むまではかなりズレてました。
最もアメリカが一番悪いという
感覚は残っていましたが・・・。
大東亜論を読み、葦津珍彦氏の著作物を
読みあさって疑問符が湧き、
これはかなり誤解してたか?
と戦争論を引っ張り出したところ、
イメージが膨らんで読み損なっていた
部分がかなりありました。
「名をこそ惜しめ」など大東亜戦争を
扱った本を最近読みはじめ、
今と同じでろくでもない人間も相当いただろうし、
そうなってしまう状況もあるだろうな
・・・と感じていたところで、新戦争論1が来ました。
もう、どんぴしゃでした。我が意を得たりでした。
(偉そうにすみません)
八路軍や沖縄の話など、
ちょうどスンナリ受け入れられる
知識・感性になってきたところだったので、
私としては全く違和感なく読み、
受け取ることができました。
しかし、小林先生はご自身のパワーを
少々過小評価している様な氣がします。
小林先生の漫画の強力なイメージ力は、
思考能力を麻痺させます。
だからこそ、左翼支配の強力な洗脳を
破壊することも出来たのでしょうが、
洗脳されていない
(左翼教育を真面目に受けていなかった人等)
には悪影響を及ぼし
やすかったのではないでしょうか。
薬も過ぎれば毒になる、
ということで一つ愚考を申し上げました。
(むねりんさん)


ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1
小林 よしのり

今や「戦争論以前」の
自虐史観全盛の時代を知らない
世代も出てきているということを
考えなければならないようです。

「戦後世代」と戦中派の人たちが
分断されていたような
ことにならないように、
「戦争論後世代」へも
言葉を届けなければならない
なと思いました。



トッキー

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