ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.2.17 09:12

憎悪表現を正当化する者とは議論しない


「創」の篠田編集長から「ヘイトスピーチ」をテーマに

再度、香山リカとの対談を、シンポジウム形式で行って

くれという依頼が来た。

申し訳ないがお断りした。

 

小林よしのりに対する憎悪表現はヘイトスピーチではない

と屁理屈をこね、むしろ憎悪に充ちた罵詈雑言を容認する

香山リカとなぜ議論が出来る?

 

小林よしのり個人にはヘイトスピーチが許される、

職業差別も許されるという香山リカの主張には、

まったく同意できない。

一般常識のある人の中に、同意できる人がいるのだろうか?

 

そもそもヘイトスピーチは議論を否定する

ものであり、

単なる劣化した感情の吐き捨てである。

それは在特会も反ヘイト団体も同じであり、今回の件で、

わしは完全に香山リカのシンパは「左の在特会」だと確信した。

 

憎悪は殺意と隣り合わせで、だからこそわしに対して殺意を

表明する者までが出現した。

公開討論になると、殺意を持ち、憎悪を吐き散らす香山リカの

シンパが集結することになる。

オウム真理教と戦っていたとき以来の、身の危険を感じる。

 

この身の危険を感じる感覚が、在日の人々の立場だろうから、

わしは在日を守る。

現在発売中の「SAPIO」でも、「在日特権などない」という

証明を描いている。

『新戦争論1』でも、嫌韓デモの愚を詳細に描いている。

わしは「啓蒙」しかないと考えるから、粛々と実践する。

 

何度でもいうが、憎悪の吐き散らしは、

議論を拒否する態度である!

 

香山リカは自分を「純粋まっすぐ」な「絶対正義」と信じて

いるらしいが、実に不気味だ。

 

憎悪表現を正当化する者とは議論しない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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