2月8日、第46回「ゴー宣道場」が開催された。
テーマは「『新戦争論1』と戦後70年」ですが、主に
イスラム国のことを中心に議論しました。
以下、アンケートに書かれた感想に、わしが回答します。
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◆「イスラム国」や今回、日本が取った態度について多角的に
論じられて面白かった。人質事件が起きた直後に政権支持率が
上がっているのを今日のニュースで知りました。
国民もマスコミも結果責任を問わず、近視眼的で好戦的、
思考停止状態になりつつあるなと、小林先生の話を聞いて
改めて納得しました。『アラビアのロレンス』観ます!
(東京都・38歳男性・編集、ライター)
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その戦争の結果として、秩序回復=平和が訪れるのなら、
賛成してもいいというのは、一つの価値基準としてある
と思います。
政府と国民が目の前の「対テロ戦争」を支持する結果として、
中東に秩序が形成され、世界にテロが拡散しないという
結果が訪れるか?
それが問題なのです。
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◆大学生のときに『アラビアのロレンス』を見て、欧米と
中東の価値観をそのまま反映させた内容、エンディングに
感銘を受けたことを覚えています。
同時に、それを映画というエンターテインメントに
仕上げたレベルの高さも。
ちなみにオマー=シャリフ派でした?
(東京都・40歳女性・自営業)
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その通り。
あの映画は政治性とエンターテインメントが無理なく
融合してるのがすごいのです。
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◆新戦争論1でも描いてたのですが、アラブ諸国の国境が
欧米諸国によって作られたのを初めて知りました。
国家の意識がないアラブ諸国を維持するためには
独裁しかない、やはりフセイン政権は正しかったと思います。
「テロに屈しない」と発言した安倍首相と共感した支持者は、
戦争の覚悟はあるのか?と感じました。
(大阪府・46歳女性・主婦)
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宗派・部族単位の利益しか考えない人たちなんですね。
したがって国民が出来上がらない。
国内がバラバラで反目し合ってるから、国境の中に封じる
には独裁しかなくなるんです。
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◆日本がイスラム国との「戦争」に本格的に加わり始めている
という現実を思い知らされ衝撃的な感情を抱きました。
安倍政権の判断は「お花畑」だという表現は的を射ていて
国民の側が監督責任や覚悟を持っていかなければならない
ということを噛み締めることができました。
私はイラク戦争当時8?9歳で、その時の言論環境などは全く
実感としてありませんが、
小林先生の孤軍奮闘ぶりに驚きました。
(千葉県・19歳男性・大学生)
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イラク戦争当時、8?9歳なのか!
ここ20年の出来事すら歴史になっていくから、やっぱり
アフガン・イラク戦争のことも、オウム真理教のことも、
高度経済成長・バブル経済のことも、
もう一度説明し直さないといけないんだな。
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◆メディアの側が安倍批判を封じるのはオカシイと
思っていました。
テレビやネットでは政権批判は非国民であるとする人もいて、
戦前の空気ってこんな感じだったのかなと思っていました。
今回参加して安倍批判はおかしいことではないとわかり、
参加して良かったですし、ゴー宣道場は貴重な場所だと
思いました。
(神奈川県・34歳男性・学生)
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戦前と同じです。
特に安倍政権が長く続くとなると、メディアは権力に
おもねって批判を控えます。
スポンサーや世論の同調圧力に屈するからです。
テレビの司会者やコメンテーターをよく観察しましょう。
誰が政府より、権力よりに偏ってるか、見抜きましょう。
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◆総理を含め日本国民全体が平和ボケしすぎているのか
「当事者意識が足りない」という状況がものすごく危険だ
と思った。戦争に巻き込まれる「思考停止」は避けたい
けれども、「一枚岩となってテロに立ち向かえ」だの
「今、政権批判するのは非国民だ」といった世論が
大勢となったときに、果たして自分は他の人とは違う
意見を言える勇気があるかどうか自信がない。
(東京都・40歳女性・会社員)
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問題はそこです。
泥沼の支那戦線に嵌り込んだことが、結果として、
どれだけ日本の国益を害したか?
あの時代の国民・メディアが、政府・軍部に騙された
結果が現在なのです。
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◆小林先生、高森先生の「怒り」が会場全体に伝播した様に
感じました。この感覚は参加して直接会場にいるからこそ
感じることができたのだと思います。
現政権や左右の知識人やメディアに対して、斜に構え
クールに批判するのではなく、「怒り」で対抗する、
このような「佇まい」こそ、伝えるべきであると思いました。
(東京都・27歳男性・MR)
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みんな生活に疲れて怒りを持続する元気がない。
「ゴー宣道場」ではそれが蘇るでしょう。
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◆右も左も頭の中がお花畑で、リアルにものを考えない、
当事者意識がないという点が重要なポイントだと思いました。
きっと当人はそれほど大変なことではないと思っている
のでしょうが確実に危ない道に足を踏み入れてしまっている。
せめて確信犯であってほしいとさえ思います。
(東京都・35歳男性・会社員)
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「対テロ戦争」を絶対正義として、欧米の軍事力の後押しを
する形で、中東に首を突っ込むことが、一番恐ろしい。
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◆笹さんの「アメリカの増長とゴーマンを確固たるものに
してしまった、日本の罪深さを感じた」というご発言に
とても共感します。事なかれ主義とか、自分たちの安泰
(実はそうではないけど…)ばかり考えた日本の行動が
アメリカを調子に乗らせて世界の他の国に悪い影響を
及ぼしているような気がして申し訳ないです…。
(東京都・40歳女性・会社員)
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恐米ポチでは、日本の誇りも何もあったもんじゃない。
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◆「イスラム国」の残酷性も問題であるが、アメリカの空爆
によって被害にあったイラク、アフガニスタンの子供や女性
に対する残酷性を忘れてはいけないと思いました。そして、
そもそも原爆こそ戦争犯罪であり、最も残酷な大量虐殺で
あることを日本人は常に自覚しなければと思いました。
「イスラム国」の問題にもやはりアメリカとの歴史が
からんでいることに考えさせられました。アメリカの
イラク戦争が「イスラム国」を生みだし、世界中を不安定に
していることに憤りを覚えました。
(神奈川県・31歳男性・中学教師)
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空爆はテロです!
一挙に何百人、何千人と殺戮するのはテロです。
その中に女子供を含む民間人が混じっているのです。
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◆高森先生が人質事件の安倍政権のやり方に対し、疑念を
述べられている時に、手が震えていたのが印象的でした。
特に明治神宮や皇居でテロが起こるかもしれない
部分が激しかったように思います。
私心だらけで臆病者の自分ですら、そういう場で
起こされたら戦うしかないと決意しよう。その
シミュレーションをして備えておかねばと感じました。
(群馬県・34歳男性)
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わしは後ろから見ていたから分からなかったが、
多くの人が指摘していた。
高森氏も相当の覚悟で立場を鮮明にしたのだろう。