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小林よしのり
2015.2.7 07:14日々の出来事

岸端と時浦を連れていく理由


今後わしと対談する人のために、断わりを入れておきますが、

秘書岸端は必ず同席します。

対談場所がどこかは秘書しか知らないし、わしは一人では

移動できません。

運転手は秘書ですから必ず同席します。

秘書は対談後、いろんな感想や意見を言ってくれるので、

わしの勉強はさらに加速します。

 

時浦も同席することがあります。

それは、わしが一度熱中して、終わったテーマは忘却する

からです。

次のテーマに熱中し出すと、すべて忘れてしまいます。

そこで対談場所に向かう時間、車中で時浦にレクチャーして

もらうのです。

時浦はわしのブレインであり、官僚体質なので、対談後の

帰りの車中で、「あの資料探せ」とわしが言えば、

すぐやってくれます。

終わったテーマについては、記憶力抜群の時浦の方が詳しく

なってしまうので、その後も議論が続くなら、もう時浦に

任せておいてもいいのです。

 

わしの関心は他に移っていて、スタッフ全員を食わせながら、

自分の仕事を次々こなしていくには、終わったテーマは

次々に忘れていくしかないのです。

わしは「運動家」ではありません。

わしは「創作者」であって、後世に残るくらいの名作を何本

生み出して、人生を終えるか?

それしか目的はないのです。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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