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高森明勅
2015.1.30 14:00

現地対策本部は何故ヨルダン?

既にあちこちで指摘されているけど、
イスラム国人質事件の現地対策本部は何故ヨルダンに置いた?

イスラム国との「戦争」当事者なのに。

ヨルダン自体が人質問題を抱え、
更にテロリストの死刑囚など厄介な“爆弾”も抱えている。

事態が一層ややこしくなるに決まっている。

イスラム国とのパイプがあり、人質解放の実績もあり、
親日のトルコに何故しなかった?

考えられる理由は3つ。

その1。
人質解放より「テロとの戦い」を優先したから。

その2。
アメリカやイスラエルの顔色を窺ったから。

その3。
馬鹿だから。

さあ、どれだ?  

なお、その対策本部長として、
不眠不休で人質解放に取り組んでいる中山泰秀外務副大臣が、
日本・イスラエル議員連盟の事務局長って、
ほとんどブラックジョーク。 

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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